江原社会保険労務士事務所

社会保険の豆知識

社会保険に関する知っていると役立つ知識・情報を提供します。

    

健康保険任意継続と国民健康保険は、どちらの保険料が安いか?

会社を退職して、すぐに他の会社に勤めない場合、いままで加入していた健康保険をどうするか考えなければなりません。その選択肢は、次の2つです。
■健康保険任意継続
いままで会社で加入していた健康保険に個人で任意加入する制度です。会社が負担していた保険料も個人で負担するようになるので、通常保険料は、2倍になります。手続は、住所地の社会保険事務所で行います。
■国民健康保険
市町村の運営する健康保険で、保険料は市町村で違いがありますので、直接市町村の窓口で確認する必要があります。
どちらの保険でも給付内容は、大きな違いはありませんから、どちらの保険料が安いかで判断されることになります。
健康保険任意継続の保険料は、簡単に計算できます。
それは、いままで給与から天引きされていた健康保険料を2倍すればいいからです。
しかし、最高限度額が決まっていて、40歳未満で       月額22,960円
                     40歳以上65歳未満で月額26,404円です。
たとえば、  従来の健康保険料が10,000円だった場合は、任意継続では、20,000円になり、
        従来の健康保険料が15,000円だった場合は、任意継続では、22,960円(40歳未満)
                                            26,404円(40〜65未満)
となります。
国民健康保険の保険料については、市町村の窓口で問い合わせることになります。
二つの保険料を比較すれば、どちらを選ぶべきかすぐわかるでしょう。
なお、健康保険任意継続制度には、
・会社を退職してから、20日以内に社会保険事務所に申請すること
・退職する前に2ヶ月以上健康保険に加入していること
・2年以上は、加入できないこと
という制限があることに注意してください。
*なお、任意継続の保険料の最高限度額は、健康保険料率や介護保険料率などの改定により、変更されますので、詳しくは、社会保険事務所に確認してください。(このページの最高限度額は、平成18年4月現在適用されているものです。)

健康保険証を紛失したらどうしよう?

健康保険証を紛失したり、盗難にあうことは、日常的に起きる可能性のあることです。
紛失した健康保険証を悪用され、サラ金で借金でもされたらという心配は、誰でも持つものです。
そこで、健康保険証を紛失した場合の対処方法を調べてみましたが、これで大丈夫だと納得できるものは、見つかりませんでした。
ここでは、現状、把握できた範囲の対処方法を説明します。
■警察への届出
これは、警察への届出によって、届出以降悪用されても本人が利用したのではないことを証明できるからです。
■保険証の再発行の申請
会社に勤務されている方は会社を通じて、任意継続されている方は直接社会保険事務所に、健康保険証の再発行を申請します。
再発行されることにより、紛失した健康保険証は無効になります。
ここまでは、わかりやすい話です。
次に、サラ金やクレジット会社からの貸出しが止められるかです。
■健康保険証など身元証明書の紛失・盗難の登録制度
株式会社ジャパンデータバンク(0120-441-481)
消費者金融会社が集まり、個人の信用情報を交換している会社で、紛失・盗難の登録をすることにより、加盟会社にその情報が伝達される仕組みになっているとのことです。
株式会社シーシービー(0120-4400-29)
クレジット会社の信用情報を交換する会社で、同様に登録制度があります。
この2社に登録することにより、加盟している会社へ紛失・盗難の情報が伝わることになります。
詳しくは、それぞれの会社に照会してください。
問題は、業界団体に加盟していない会社への対応方法が無いことです。
業界団体にも加盟していない会社こそ、本人確認が安易で貸付の危険性が高いと思われるのに、対処方法がないのです。
調べた範囲では、取り得る対処方法はここまでですので、絶対に安心と言えない現状なのです。
最後に、万が一、健康保険証が悪用されて、自分名義の借入れが行われた場合の対応です。
社会保険労務士事務所の扱う法律の範囲では無いので、一般的なことしか言えませんが、この場合、本人が借入れ契約をしたわけではないので、返済の義務はありません。
具体的な対応方法は、警察や弁護士などの専門家に相談してください。

年金手帳をさがしても出てこない。どうしよう。

年金手帳は、健康保険証と違い、日常生活で使用することがないため、どこに置いたのかの記憶さえ無いことがあります。
年金手帳を必要とするのは、
1 会社に入社して、厚生年金保険に加入手続をするとき
2 会社を辞めて、国民年金の加入手続をするとき
3 年金相談や年金の裁定請求手続をするとき
などですが、さがしても出てこない場合は、再発行を申請する必要があります。
厚生年金保険に加入しているときは、勤めている会社を通じて、再発行手続をします。
申請用紙は、会社の総務担当に確認してください。
国民年金に加入している方は、最寄の社会保険事務所か、市町村役場に再発行依頼します。
手続には、運転免許証などの本人確認できる書類と印鑑(認印)が必要です。
一番速く再発行されるのは、社会保険事務所の窓口に出向くことです。その場で再発行されます。
年金手帳には、ひとりひとりの基礎年金番号が記載されていますので、いざというときのために、自分の基礎年金番号を控えておくことをお勧めします。